理事会報告

令和2年度 第9回(12月)理事会 報告

令和2年12月10日(土)14:30~
波止場会館4階大会議室&Zoom併用

<司 会>  副会長  佐々木智央
<記 録>  事務局  万行 富子 

Ⅰ あいさつ

1 高P連  会長  米山 賢

 師走のお忙しい中、ご出席いただき感謝する。
まずは、先週の県大会では大変お世話になったことにお礼申し上げる。県大会としては、オンライン配信という初めての試みであったが、皆さまに主体的にご協力いただけたので、大きなトラブルもなく計画していたことはすべて行うことができたのではないかと思っている。
 新しい取り組みということでいうと、先月、健全育成委員会主催のオンライン講演会を開催した。新型コロナウイルスを取り上げたタイムリーなテーマということもあり、多くの方に参加していただけた。企画・運営を担っていただいた健全育成委員の方々をはじめ、ご協力いただいた各校の皆さまに感謝申し上げる。
 学校では3年生の進路決定に向けた最終段階に入っている状況だと思う。生徒はもちろん、先生方もコロナをはじめインフルエンザや風邪等にも十分注意されて、生徒の進路決定にお力添えをお願いしたい。
 各校PTAでは、次年度に向けた役員選出や新入生保護者の委員決め等の準備が始まる時期だと思う。今年度はなかなか直接顔を合わせる機会が少なく、声掛けなども難しい状況にあると思う。各校でもいろいろ不安等を抱えているのではないかと推察する。各地区の理事の皆さまを通じて、あるいは高P連としてもサポートできることがあれば力になっていきたいと思っている。本日もよろしくお願いする。

2 高P連  相談役  稲垣 一郎

 県大会のオンライン開催、ご苦労さまでした。たくさんの方々、私も拝見していたが難なく配信できていたのではないか。本日の議題の中にも県大会の振り返り等あると思うのでよろしくお願いする。
 表面にはなかなか出ていないが、各校コロナ関係で非常に苦労しているということが現実にある。会長から話があったように、3年生については、就職、進学ともにオンラインでの面接、試験が増えた。家庭の通信環境上できないというところもあるため、学校の中で試験を受けるというケースが多くなり、だいぶ世の中変わってきたと思っている。PTAに関しても大会を含めてオンライン開催等を活用し、うまく進んでいければと思う。今日の議題の中でも何かあればよい案を出していければと思う。本日もよろしくお願いする。

  高P連  相談役  布川 勝也

 県大会お疲れさまでした。さまざまな意味で価値のある大会だったのではないか。本日の資料に掲載されているある県大会アンケートまとめを読ませていただいた。これを読むだけでも大会の価値がアップして、分析すればさらに価値がアップするので、一度で二度も三度もおいしい県大会という感じでよかったのではないか。
 新井紀子先生の講演については、あまりよくなかったという人も「それなりに意味があった」と感想を述べている。私としては、事前にどのようなことを聞きたいかという話をした時に「どうすれば読解力がつくのか」ということを出させてもらったが、いろいろ教えてもらい、とても参考になった。
 本日、自校では運営委員会等のPTA活動をしている。計画していた活動が実行できなかったため、予算をどのように有効活用していこうかということが話し合われる。また、コロナの感染が多くなっている中で、来週、学校説明会を万全な体制で行うことにしている。本日もよろしくお願いする。

3 教育委員会生涯学習課  専任主幹  菴原 典子

 担当の櫻木主事が新型コロナ感染症対策の関係で、県の医療危機対策本部に出向しているため、代わりに出席させていただいた。
 県大会、お疲れさまでした。教育長が前日の会議の決定で欠席となってしまったが、当日は、役員・理事・事務局の皆さまに迅速な対応をしていただき感謝申し上げる。
 県の方からは、コロナ関連では、11/27のステージ3の警戒宣言や現時点では12/17まで県民対象のテレワークやマスクの徹底、基礎疾患等のある方の外出は控えめにするなど感染対策の対応が出されている。県立学校においても、感染予防の徹底とICTの活用等の学びの保障についての取組も行っているところである。
 生涯学習課においても、会議や研修等の位置づけを見直しながら、開催の判断が求められている。そのような中、実際に研修会等を開くといつもより申し込みが多く、抽選をして参加してもらっている。このような状況でも、学びの場、生涯教育、社会教育を求め、大切にしている人が多いのではと思う。PTA活動も人との出会いやつながり、生涯学習の場でありとても大切である。そのような活動の大切さを生涯学習課も一緒に考えていきたい。本日もよろしくお願いする。

Ⅱ 理事会報告

1 前回(令和2年度 第8回 11/7(土)理事会)議事録 確認

  ・「学び、行動するPTA」団体表彰 → 各校へメール配信済み
  ・次年度の関東大会(山梨)への参加アンケート
    → 未提出校あり。提出を理事から促してほしい。

Ⅲ 討議・確認事項

 1 県大会振り返り

 廣間研修委員長より、アンケート結果のまとめと考察があった。

  • 視聴者数:スタート200名弱、最大500名弱の視聴があった(学校で集まり視聴含む)
  • アンケート回収率:50.4%
  • 参加した方の中に、一般会員、教職員の方もいた。役員・委員だけでなく広く視聴してもらいたいという部分は少しでも叶ったようであるが、マチコミメールや他の方法でもう少し一般会員に情報が届くようなものがあればよかった。
  • 満足していただいたともに、ねぎらいの言葉もあり、ありがたかった。
  • ライブ配信だったので、いつものように「時間が長い」などの不満は見られなかった。
  • 講演に対しては、少し難しかったという声あり。
  • 広報紙コンクールに対しての回答が多かった。次年度以降もやり方を考えながら続けていくコンテンツであることは確か。
  • 次に取り上げてほしい内容に関しては講演会が多かったが、コロナ禍でのPTA活動に関することを聞きたいという意見も多数あり。

(理事より感想や意見、自地区からの声など振り返り)

  • 地区の中では、オンライン開催は賛成という方もいる反面、コロナの収束が前提ではあるが、年1回くらい皆で集まる機会があってもよいのではという意見がある。
  • 講演会は好評な意見が多く、早速著書を購入したという方がいた。
  • 学校に集まって皆で視聴するということはしなかった。可能であれば環境を整えて次回は参加しても良いかと思う。
  • 会場だと人数制限があるが、オンラインはそれが無かったので、普段参加できない方も視聴することができた。出かけないで視聴できたことも良かった。夫婦でとか子どもと一緒に視聴したという方もいたようだ。
  • 広報紙コンクールは、会場で参加するよりも講評等のスライドがよく見えて良かった。
  • 学校に集まって視聴した。先生方と講演についての話をしながら見ることができて良かった。
  • 学校で視聴できるように準備していたが、希望者が一人もいなかったのが残念だった。
  • 講演内容は、今まで聞いたことのない話だったので斬新だった。

(校長より感想や意見、自地区からの声など振り返り)

  • 初めてのライブ配信は大変だったと思う。実際にやってみての問題点を把握し、反省をもとに次に生かしてほしい。
  • 日本の通信環境がいかに脆弱であるということがわかった。
  • コロナ禍でも生徒のために、学校と保護者と情報共有ができたということが成果だった。
  • お知らせを作成し全校へ配付した。マチコミメールのようなもので保護者全員に配信したが、実際どのくらい視聴したかはわからない。始まる直前にもお知らせできれば視聴するのを忘れてしまったということは防げたかもしれない。
  • 視聴した先生方からは大会全般、挨拶する方の緊張感など伝わってきて好評であった。
  • 表彰式等も、会場に皆さんで集まって開催した時と同様に行っていたことに感心した。地区内で感想等共有できていないので、次回の会合で行おうと思っている。自分としては、講演の内容が参考になり素晴らしいと思ったが、一緒に見ていた保護者には少し難しそうだった。
  • 企画段階から話を聞いていたので、画期的な開催ができて本当に良かっ た。
  • 教科書を読み込んでいる生徒が受かるというのは本当である。
  • 会場で参加するより、画面が大きく見えてよかった。
  • 学校で保護者と一緒に見ていた。自校の会長が映ると歓声が上がった。会場参加とは違い、共通のことで周囲を気にせず一緒に盛り上がれたので、これはこれで良かった。
  • 今回の大会を経験し、Web開催という可能性が広がったのではないか。

(まとめ)
 夏ぐらいには、県大会を「やる」か「やらないか」から決めなくてはならず、状況がわからないままではあったが、確実に「やる」ためにはどのように するのがよいのか、理事会の場で議論してきた。コロナの状況が悪くなっても開催できる方法を早くから選択し、準備し、開催できたのは本当に良かった。今回の理事会での振り返りと参加者アンケート等をもとに次につなげていければと思う。

2 健全育成委員会より

 田中健全育成委員長より第1回オンライン講演会(11/15開催)についての報告があった。
  ・準備期間が2ヶ月なかった中で、良い講師も見つかり開催でき、よかった。
  ・参加希望者もほぼ募集人数となった。
  ・当日の進行もタイムテーブル通りに行え、スムーズだった。
  ・参加側からどのように見えていたかわからないが、チャット機能を使用し
   ての感想では、タイムリーな内容で今後のPTA活動にも活かせる内容で
   良かったという声(参加者ほとんどの方が何かしら記入)が多かった。

 <今後の課題>
  ・Zoomの操作方法がわからないが多かったように思う。次は工夫して初心
   者でも気軽に参加できるようにしたい。
  ・講演中のZoom対応(再入出等)をしっかりできるようにして、もっとス
   ムーズに行えるようにする。

 <第2回オンライン講演会について>
 テーマは「成年年齢引き下げによる影響ついて」。募集案内を確認。
 現在の高校1年生が3年生になる時に関係してくる内容なので、多くの方に 参加していただきたい。
 来週、理事校を通じて各校へ募集案内をメール配信 → 全会一致で承認。

3 令和2年度 高P連会報(案)について

 佐々木副会長から掲載内容、作成スケジュール等の確認があった。
 例年通り、高P連会報(129号)を発行する。紙面は、例年同様となるが研修大会等開催できなかったものがあるので、コロナ禍での内容を盛り込む予定。神奈川新聞社とスケジュール等の打ち合わせを行い、2月中旬には発行予定。

4 ホームページについて

 佐々木副会長より、実際のリニューアルページを提示し、作業等の経過状況の報告があった。
 来週、業者からの納品があり、その後高P連にて過去年度の移行作業や検収等をして来年1月中には完全リニューアルとする予定で進めている。

5 旅費規程改訂について

 馬場会計より説明があった。
 今までの規程に、現在の高P連の実態とそぐわない部分があり、修正した。
 各種大会への参加補助については、対象校の負担がないように配慮したものにした。
  → 意見・質問等なく、全会一致で承認され、本日12/12より適用する。

6 指名委員選任について

 馬場指名委員長より、指名委員の選出についてお願いがあった。
 立候補者を募り、5名の委員を決定。
   役員より:馬場(委員長)、葛山、佐々木
   理事より:吉川、角田
 本日、理事会後、第1回指名委員会を開催する。

7 地区活動報告

(横浜北地区)
 会長LINEでのやり取りの中で、指名委員会発足、次年度の委員決め、PTA会費の余剰金をどうするか等、各校で決まった内容等を共有している。

(横浜中地区)
 各校に1年間のPTA活動についてのアンケートを行い、集約したものを2月の会で報告する予定。

(横浜南地区)
 第3回理事会を1月に開催予定。アンケート等を配付し回収している。各校より行事についての相談がたまに来る状況。

(川崎地区)
 11/26に臨時の会長会を開いた。コロナ感染に対し、濃厚接触者以外の不安のある高校生にPCR検査を無料でできないかという意見書を出そうということになった。話し合った結果、今は様子を見る(見送る)ということになった。理由は、民間などで幅広く受けられるところもできてきたため。

(横三地区)
 県大会の感想を聞く等、LINEでのやり取りを中心に行っている。

(湘鎌地区)
 昨年度の会長グループLINEで、鶴嶺高校前会長より「令和2年度優良PTA文部科学大臣賞」受賞の連絡があった。1/8(金)にオンライン理事会を行う。

(平秦地区)
 修学旅行等の行事をどうしたかなどの情報共有をしている。伊勢原高校女子バレー部が全国大会へといううれしい話題も共有している。

(県西地区)
 学校行事の中でPTAが豚汁を作って振る舞うことを計画している。社会見学は中止になってしまったが、PTAとしては何かやりたいという気持ちはある。コロナ感染が増えてきているが、実施するか否かも含め、皆さんからアドバイスなどいただければと思う。
 → 社会見学は、学年で行く場所を分け実施した学校あり。特に感染者なし。
   学校行事への保護者参加は、役員や委員のみ、感染リスクの少ない方と
   いうことで最低限認めている学校あり。
   地元を見直そうということで、遠方ではなく、身近なところへの社会見学
   を計画している学校もあり。

(県央地区)
 自校は、例年この時期に、保護者が大鍋に豚汁を作り、全校生徒に振る舞い、特に受験生である3年生を激励するという行事がある。今年は、おむすびとカップの豚汁と、お茶ペットボトルを配付した。開運を願う各クラスへの手作りの掲示物も作成してもらい、ありがたかった。PTA会費としていただいた予算を年度末に向け有効に活用していければと思う。

(相模原地区)
 皆さんの話を聞いていて、アンケートを取るのはよいと思った。

8 その他

Ⅳ 連絡・報告事項

1 各委員会から

  1)調査広報委員会
  2)研修委員会
  3)健全育成委員会

2 外部会議等(*は書面開催、※はオンライン会議)

12/8(火)関東高等学校PTA連合会臨時事務局長会議 杉山
(予定)
12/22(火)*神奈川県交通安全対策協議会
「交通安全部会・同幹事会」
「高齢者対策部会・同幹事会」合同会議
米山
1/8(金)※神奈川県高P連湘南鎌倉地区協議会第2回理事会米山

3 生涯学習課

4 校長会議

 毎回になるが、コロナ禍での学校運営についての話が多い。
 中学3年生の入学者選抜がどのようになっていくのかも話題になっている。

5 会計より

6 事務局

7 その他

Ⅴ 今後の予定

1 定例役員会
  次回は、12/26(土)13時から。波止場会館3階中会議室にて。

2 役員会・理事会
  次回は、1/9(土)役員会は13時から。理事会は14時半から。
  波止場会館 4階大会議室にて。

Ⅵ 監事講評 

(田川監事より)
 今後、オンラインでの大規模な講演会なども多くなっていくと思う。県大会同日に、自校でのPTA活動があり、こちらも各家庭に配信を行っていて、100名ほどが視聴していたようだ。このノウハウを次年度以降、どのように伝えていくのかが課題。今までの活動をなんとか残していきたいという思いである。
 また、どこに合わせるのか一番むずかしく、情報配信をしても、通信環境の違いや個人の力量(Zoom操作等)に違いがあり、苦情がくることもある。いかに成功させるかは工夫と事前準備をしっかりやることが必要になってくると思う。
 保護者としては、今、学校で起きていることや他校はどうしているのかを教えてほしいと思っている。コメントを見ても、もっと情報が欲しいと言っている。
 高P連も、行ったアンケート結果等から、情報配信をする際に、保護者が必要としていることで、何について提供できるかということを考えてもらえればと思う。